これは新品のオートバイ用ナンバープレートの取り付け穴。
元々さほどの厚さも無いところへ、振動で緩まない様にしっかりトルクをかけて締めれば使っている内に割れてしまう場合も車種によってはあります。
緩みや割れ対策としては、少し直径の大きなワッシャーを座面に入れて締めるといった手もありますが、直接金属を触れさせるとやはりそこからクラック発生する可能性もありますので、少し硬度の高いPTFEと呼ばれるテフロン樹脂のワッシャーを入れてみましょう。
今回使ったフランジ付きボルトはステンレス製の汎用品。
ステンレスはエンジン等に使うと電食等で母材を痛めたりする場合もありますが、この様に外装の類に使うのであれば、表面錆びが発生せずに美観面でのメリットも大きいです。
ただ、ネジ側は振動や雨での抱きつきを考慮して、鉄製の緩み止め付きフランジナットを使います。
取り付けする際は、テフロンワッシャーが潰れて座面より極端にはみ出さず、確実にナンバーが固定される程度のトルクで締めます。
テフロンのワッシャーは滑りも良いので、丁度良い加減も調整し易く、金属製のボルト座面がナンバーの塗装も剥がしませんし、ナンバープレート側に食い込む様な事もありませんからクラック発生もしにくくなるでしょう。
反対面はUナットなので緩んで脱落の心配もありません。