本日はコンプリートクラッチハウジングキットのパーツが入荷しましたのでパッケージングしています。
まずはオペレーティングプレートにベアリングを圧入していきます。
実はこのベアリング、現在カワサキから純正部品として届くものが海外製になっている事と、クリアランス指定がタイトな為、クラッチミート時のタッチがあまり宜しくないと判断して、弊社ではクリアランス指定した日本製を使用する様にしています。
プレート本体を歪めたりベアリングを破損したりせぬ様、圧入は専用のプレス機で作業を行います。
その後、クラッチハブにオペレーティングプレートを仮付けと点検を行います。。
これをクラッチハウジングに入れ、小物類をまとめた物と一緒にパッケージングします。
特にオペレーティングプレートを押す為の段付きプッシュロッドは、クラッチ操作の瞬間高速でインプットシャフト内部とも擦れ合います為、なまくらな材質ではみるみる摩耗してしまいます。
この為弊社製のものは、鋼鉄を熱処理により焼き入れした上に円筒研磨で仕上げた特注品です。
最後にラベルを貼って完成です。
Z1から始まる1980年まで生産された第一世代Z系のクラッチバスケット、純正パーツはかなり昔に販売終了してしまっておりますが、バスケット内部に組み込まれたダンパースプリングが消耗や破損するとショックを吸収できずに異音が発生したり、クランクシャフトやトランスミッションにもダメージを与えます。
このハウジングキットにコンバートする事により、大幅な軽量化はもちろん、機能の復帰による各部の耐久性の向上も見込めます。
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