自社開発パーツを筆頭に、ピストン等を始めとするハードパーツは机上の計算だけではなく、ストリートでの様々な条件で走行距離を伸ばしながらその経過状態を確認する必要があります。
自社のデモ車両は勿論ですが、スタッフの乗る車両、そしてモニターにご協力して頂いているお客様の車両等は、定期的にエンジンを開けてその状態の確認を行っています。
画像はPISTAL社製の鍛造ピストンですが、アイドラーギアやテンショナーローラー等の状態確認と同時に、10.000kmを超えた所でシリンダー内壁のアタリ等を確認しています。
ESTシリンダースリーブとの相性も良好。当たり方も大変キレイでクロスハッチもどこか一部分のみが消え去っていたりという偏った当り方は見受けられません。走行10.000kmオーバーの現状耐です。
ハードパーツの設計開発、そして製造&テストその後のリリースまでには年単位で膨大な時間が掛かります。因みにボアサイズにもよりますが、PISTALピストンのリリースまでに企画から販売まで、約3~4年の時間が掛かっています。
モニターにご協力頂いているオーナーさんには感謝しかありません。いつもありがとうございます。