社外のフューエルコックを使ったりインジェクション化でフューエルラインを組んだり、稀にオイルラインへのセンサーの組み込み等で、シールテープを使用する場合があります。
このシールテープを巻く方向ですが、フィッティングやネジを回してインストールする際にテープが巻き込まれていく方向にしてやるのが基本です。
理屈で考えると面倒ですが、テープを巻く際にはねじ部を自分の方に向けて、時計回りに巻くと憶えておくと簡単です。
又、テープを巻いた後は、先端部の一山分位を爪先で剥がす様にしてねじ山を出してやるとラインへのシールかすの混入リスクを下げられます。
余談ですが、弊社でもインジェクション化の際によく使用しているTOMEI社製のフューエルレギュレーターですが、フィッティングにはNPT、センサー取り付け部にはPTと、似ていますが異なるねじ山が切られています。
以前にも記事中で書きましたが、NPT規格とPT規格は似通ってはいるもののねじ部のテーパーもピッチも微妙に異なります。
締めるのみであればたまたま入れる事が出来る場合もありますが、組み合わせを間違えるとシール性は大きく低下します。
特に、NPT部分にPTねじのフィッティングを入れるとねじ山が緩く、シールテープを厚く巻いたとしても滲みが生じる可能性が高くなり、非常に危険でもありますので注意してください。