以前より、アイドリング~低回転時に「カタカタ」とエンジンから異音がするとご相談を受け、ご予約を頂いておりましたKZ1000。作業の順番が回ってきましたので、早速ご来店頂き点検する事に。まずは比較的簡単に点検できる所からと言う事で、スターターワンウェイクラッチ廻りから点検する事に。
ジェネレーターカバーを外し、ステーターコイル、ワンウェイクラッチ廻りも外し各部を点検。クランクシャフトエンドの振れを点検、問題有りませんでした。
スタータークラッチギアとマグネットの間に入る銅ワッシャーが異常に変形?摩耗?していましたので、廃番パーツでしたがUSED良品を入手出来ましたので交換。
ワンウェイクラッチ自体も交換された形跡が無く消耗していましたので、交換しリフレッシュ。
少し前に整備させて頂いたZ1もそうでしたが、この車両もフロントスプロケットナットが緩んでいました。非常に危ないです・・・。このナットは純正通りに規定トルクでしっかり締めていれば、ストリートチューンレベルでは、そう簡単には緩みません。おそらく締め付けトルク不足が原因かと思われます。インパクトとかでは無く、しっかりトルクレンチでトルク管理をしましょう。
その他に、バルブクリアランス調整、オイル交換などのメンテナンスもさせて頂きました。完成し写真取り忘れました・・・。すみません。
そして気になる異音ですが・・・
残念、ここでは無かった様です。後は、クラッチ廻りかオイルポンプか・・・クランクシャフト本体か・・・ご予算の都合もあり次回に持ち越すことに。この手の異音修理は消去方で行くしかありませんからね。
今すぐどうにかなってしまいそうな音ではなさそうなのですが、早い方がダメージは少ないですよ。
このKZ1000のオーナー様はとても若いので、応援したくなっちゃいます!愛情をたっぷり注いでるKZ、少しづづでも良いので完調にして行きましょうね!
ありがとうございました!