インジェクション化する車両にスロットルケーブルを専用製作して組み込みを行っているところです。
ところで、4サイクルオートバイのスロットルケーブルは、極一部年式の車両を除いてはキャブレターもインジェクションも同様にOPEN(開き側)とClOSE(閉じ側)の2本がスロットルホルダーから来ているのが殆どです。
これをスロットルやキャブレターに取り付けする際にはOPENとCLOSE側を識別する必要がありますが、ケーブルによっては見た目の仕様が変わらない物があり、その場合は実際にスロットルグリップを回してみて、そのケーブルインナーの動きで判断する事になります。
ただ、整備やセッティングの為にキャブレターやスロットルボディを何度も頻繁に脱着する度にそれを行うのも面倒なので、どちらかに識別の為にマーキングしてしまうと都度の手間が減らせます。
何かしら任意の側にペイントやテープでマーキングしたりタイラップを巻いても良いですし、あくまで我流な自分のやり方として整備中にはOPEN側に蓄光タイプのOリングを通して巻き付けしてやる様にしてやっています。
色的に良く目立ちますのと、ガソリンやオイル、ケミカルが付着しても消えたり剥がれたりする事がありませんし、不要になったりお客さんに整備終了後の車両をお渡しする前には切ってしまえばケーブルを汚すことも無く簡単に取り外せるのがその理由ですね。