代表の乗るZ1000J改。
ノーマル負圧キャブからカワサキ系純正スロットルを流用した仕様を経て、現在はAT POWER社製シャフトレススロットル仕様に落ち着いています。
空冷Z系専用という作り込みでUKにその所在を置くAT POWER社とのやりとりには、言葉の壁等も障害になり随分と手間も暇も掛かりました。プロトタイプだけで何機も作ってはテストしてダメ出ししての繰り返し。上手く話が噛み合わず互いにサジを投げかけた事も多々ありましが、ようやく人様にも勧められる様な物になってきました。
さて、このインジェクション化ですが、やはりキャブレター交換の様には行きません。空冷Zピッチ+インシュレーターに合わせて専用設計故、キャブレターからスロットルボディへの付け替えは全く簡単な作業です。
ですが、ECUに始まり各配管や配線そして個別のセッティングに、燃料ポンプや専用フィルターの設置、専用ピックアップへの交換その他作業は多岐に渡り、ワンオフ作業も少なくありません。
今も二台のZをお預かりしインジェクション化作業の真っ最中ですが、非常に限定的な台数しかお受け出来ない状況です。
時間も費用もやはりキャブ交換よりも掛かってしまいます。
では、何故にインジュエクション?
という疑問をお持ちになるかもしれませんが、手間暇掛けただけの面白さやインジェクションならではのきめ細かなセッティングによる扱いやすさとパフォーマンスの両立などなど。
話が長くなりそうなので、またゆっくり書きますね。笑
標高の高いワインディングも楽勝なワケです。