空冷Zのエンジン、中々どうして良く走ります。
約50年も前に設計されたエンジンだと思えば、冷静に考えてもこれは凄い事です。
ノーマルで乗るも良し、弄って乗るも良し、アフターマーケットに豊富なパーツが存在している事もその理由ではありますが、本当に懐の深いエンジンだと思います。
流石に寄る年波には勝てず、OHを必要とする個体が多くはなって来ましたが、余程の事が無い限りほぼ新車もしくはそれ以上の状態にする事も可能ですし、また比較にならない程のパワーを得るポテンシャルをも秘めたエンジンです。その環境も含めてですが、中々コレと肩を並べられるエンジンも少ないのではないでしょうか。
それほど遠くない将来、たぶん私達も皆さんも想っていた以上に早い速度でクルマやバイクの電動化が世界的な政策として推し進められ、化石燃料を燃やしながらガソリンとオイルの匂いが、エンジンの振動が排気音が・・・等と言ってられる時間はもうあまり残されていないのかもしれません。
そんな事を考えていると、空冷Zがより楽しく安心して走れる様な取り組みを加速させたいと言う思いが以前にも増して強くなってきました。
ギアを一段上げて行きたいと思います。