弊社で用意と販売をしておりますSP2コイル用のシリコンプラグコードセットには、ガラスチューブが付属しています。
このガラスチューブは、この様にプラグコードを通してカバーとして使用します。
見た目にはZ系の様にクラシックな車両に似合うのですが、ただ、これはルックスの為のみで使用しているわけではありません。
ガラスチューブ自体は耐熱性と電気絶縁性能が非常に高い為、配線保護やコード類を纏めるには便利です。
ただ、シリコンプラグコードはその被膜自体が耐熱性と絶縁性能が高い為、その部分に関してのみで言うなら不要です。
それにも関わらずガラスチューブを使うのは、シリコンコード自体にはビニール系コードに比較して重い事と、機械的な耐久性がそれほどでも無い為にフレームやエンジンに触れたまま振動が加わり続けると外皮膜が摩り減って絶縁が破れてしまうしまう事がある為、それに対する保護の為です。
ですので、コイルから出てからプラグキャップ迄の間で、フレームやエンジンに触れる様な場所、もしくはクランプやステーで固定する様な所は付属のガラスチューブを装着してやる事を推奨します。
上記の様に、見た目だけを目的として採用しているわけではありませんので。
さて、このガラスチューブですが、プラグコードを通すのにシリコンコードはあまり滑りの良い材質ではありません為、装着がなかなか難しいと言われる事があります。
ちなみに、装着する際にガラスチューブ側を引っ張ると、内径が締まって更に通りが悪くなります。
どうしても難しい場合は、この様に端子部に紐かコードを引っ掛けて
ガラスチューブの反対側迄、先に紐を通して
プラグコード側を引っ張る様にしてやると通し易いです。
この際、中を通るプラグコードを青い→方向に引っ張りながら、ガラスチューブ側は←方向に軽く押してやる様に持ってやると更にスムーズに通ります。