先日交換したZ1000Rのステーターコイルです。
出力コードの方は、エンジン至近での端子接続による焼け防止の為、レギュレーターに直結出来る様に延長加工済みです。
装着前に再度点検を行います。
ちなみに、使用中の車両のステーターコイル状態の良否判断も基本は同じですので、参照にして下さい。
ステーターコイルからの交流線の繋がるコネクタ―を抜き、3本のコード間の抵抗値を3パターン、各々測定します。
テスターにより抵抗値は異なりますが、1.0Ω前後からそれ以下の値となるのが正常です。
この時点で抵抗値が非常に大きかったり、無限大になっていたりする場合は、ステーターコイルからのコードが断線していたり、接続部分で焼けていたりする可能性があり、充電が不十分になります。
3本のコード間抵抗値の点検で断線も無く、問題ない場合は、コイルとアースの絶縁確認です。
やる事の内容自体は、以前の記事と同様です。
ステーターコイルの3本線のうち1本と
ステーターコイルのコアがマウントされているエンジンケースとの間の抵抗値を測定します。
正常であれば抵抗値は無限大を示します。
これが、抵抗値が大きいながらも導通がある様であればステーターコイルが絶縁破れで破損していますので、早目の交換対処が必要です。
絶縁破れ初期の場合メガΩレベルで導通がある事がありますが、その状態で走行を続けると、ステーターコイルが丸焼けになる事がありますので、注意して下さい。
テスターがあれば簡単に出来ますので、定期的に点検を数千km毎、例えばオイル交換と同時に行うと宜しいかと思います)
又、たまにあるのですが、スプロケットカバーで交流線を挟んで潰している場合にはショート状態になっている場合がありますので、注意して下さい。