Z系J系の油温センサーの位置と測定温度の信頼性については、以前にも記事にしました通り、多くの車両で行われている油圧測定用のメンテナンスプラグの位置に温度センサーを装着すると、走行風による冷却の影響が大きくなります。
出来ればその影響を受け難い場所が良いのですが、割と装着し易い場所としてはエンジンブロックの影、オイルスイッチが装着されているオイルバイパス位置があります。
このZ1000Jではオイルクーラーが装着されておらず、バイパスブロックが純正なのですが、加工時に開ける穴を塞ぐためのプラグがねじ込んでありますのでこれを利用します。
プラグの外ネジ規格と同じ、インチタイプのテーパーネジアダプターが市販品でありましたので、これをセンサー装着用に流用します。
ちなみにセンサー規格は自動車等用等としてはメジャーなPT1/8ですので、温度以外にも油圧のセンサーを取り付けする事も出来ます。
取り付けした場合はこんな感じです。
オイルクーラーが装着されている場合は取り付け方法は変わりますが、この場所は走行風の影響を受け難いので、若干の加工や工夫でより現実的な温度測定が出来るかと思います。