先日発売になりましたラージインシュレーター。
キャブレター同調用のバキュームニップルの装備はもちろんですが、社外キャブレターを使用するにあたり様々に工夫を取り入れてありますので、既にご使用いただいていらっしゃる方もいらっしゃるかと思います。
今回は、このインシュレーターの適合について、ご自身のキャブレターが適合しているかどうか知りたいとのお問い合わせがありましたので、説明です。
まず、Z系やJ系に社外キャブレターを装着するのに、J系のインシュレーターを使用する場合、その形状には2種類あります。
これは16065-1135
挿し込み口に近い方に丸いリップのあるタイプです。
これは16065-1131
こちらは挿し込み部分の奥側に、斜めになったリップのあるタイプです。
1131の方の斜めリップは、バンドで締め込んだ場合キャブレターの挿し込み部分を奥に引き込む様に固定しますので丸リップの1135より確実に保持出来、経験上は1131の方で走行中にキャブレターが抜け落ちたと言う様な経験がありません。
そこで、弊社のラージインシュレーターのリップは1131同様の位置と形状にしてあり、使用条件も”キャブレター側で16065-1131インシュレーターが指定されている場合”としています。
従って、使用されるキャブレターの挿し込み部分は1131に対応の形状である必要があります。
例えばこのタイプの挿し込み部の溝形状は、1131の専用です。
スピゴットの先端近くに溝が切ってあるタイプです。
こちらのものは、スピゴット先端から少し離れたところに溝が切ってあるタイプで、1135インシュレーターの専用です。
どちらかと言えば最近では少数派ですが、以前販売されたキャブレターはこのタイプが装着されたものがありました。
こちらのタイプがキャブレターに装着されている場合は、弊社のラージインシュレーターは使用出来ません。
挿し込めはしますが、バンドで締めても溝位置が合わない為に保持されず、走行中にキャブレターが抜けてしまったりします。
この場合はスピゴット側を適合タイプに交換する必要があります。
こちらのタイプは1131と1135の両方の位置に溝が切ってあります。これも使用は可能です。
ラージインシュレーターをご使用される際に、適合がわからない場合は必ずキャブレターの挿し込み部分(スピゴット)側の溝位置を確認下さいませ。
適合しない溝位置が付いている場合はスピゴットを交換しなければ使用できません。