5/13土曜日より販売を開始した、JP オイルポンプ。
数々のテストと仕様の煮詰めを行っている間にもお問い合わせは多くいただいておりましたが、この度正式にデリバリーを開始出来ます。
発送は5月末にかけてより順次行ってまいります。
さて、弊社テスト車のZ1000Jは、ピストン交換の比較試験の為にあえて純正ポンプのままとしてありましたが、ダイナモによるチェックも終わり、以降はチューニングメニューを加えて行く事になりますので、カムチェーン同様にポンプも交換しました。

交換用のポンプは、もちろん市販バージョンの量産仕様品を使っています。
違いが分かり易い様、今回は以前にデータ取りの為測定した際のものと交換後のものを並べています。
油温はサービスマニュアルに指定してある60℃となった時のもので、条件を揃える為、一度温度を上げた状態でゆっくり冷ましてから測定温となった時の数値を読んでいます。

又、オイルを交換するとそれだけでも数値が変わる場合もある為、ポンプ交換時のオイルは回収して、そのままエンジンに戻しています。その際あえてフィルターもそのままとしています。

アイドリング時
(以前測定したZ1とこのJではアイドリング回転数が若干違い、オイルクーラーの有無の違いがありますので、変化幅を参考にして下さい)


3,000rpm時
シャーシダイナモにて点火信号から回転数を測定して揃えています。



取り外した純正ポンプの状態を確認しましたが、使用中でもマニュアル上の基準圧力は超えておりました事と、分解してももちろん使用範囲に収まっていましたので、それなりに状態は良いものでしたが、交換後はそれに比較しても確実に油圧は高くなっています。
もちろん先般の記事にても記載した通り、油圧=流量と言える程エンジンのオイルラインは単純なものでは無いのですが、Zの純正オイルラインで問題を起こさない範囲内で確実に流量が上がる事が確認出来ます。
例えば交換前のオイルポンプがそれなりに距離を重ねたものであれば確実に消耗して圧送能力は低下していると思われますので、交換後との差は更に大きくなる事と思います。
又、この油圧の差はもちろんポンプギア幅を変更した事にもよるのですが、ポンプ内部構造のクリアランスを、Z系初期の頃の厳しかったころの数値に倣い、揃えた事によるものも非常に大きいです。