弊社で取り扱い販売しております。AT power社製、Z系エンジン用シャフトレススロットルボディです。
英国AT powerに専用ピッチと構成で製作を依頼し、日本国内に届いたものに弊社で製作したフューエルレールやそのマウントステー等を含むいくつかの部品を組み込み調整して完成させて納品しています。
シャフトレスの名前通り、通常スロットルバタフライを装着する為にポート内を横切るマウントシャフトが存在せず、フローを阻害しませんので実口径以上の吸入効率を誇ります。
こちらのボディでは42Φですが、通常のシャフトタイプボディ換算で46Φ超の吸入が可能な事と、口径が小さく出来る故の気流乱れの少なさが特徴です。
今回組み立てたものはシルバーボディ。
又、こちらに組んであるのは弊社でよく使用するオレンジのタイプでは無く、黒に近いダークグレーです。
ちなみに、使用しておりますDENSO製インジェクターの色は容量によって決まっておりますので、残念ながらこれに関しては好みで色選択は出来ません。
例えばオレンジのもので4気筒の場合は130~140PSで最大150PS前後迄レーシングマシンでの実績があります。このダークグレーの場合は110~115PS、最大120PS程度迄となります。
インジェクターに関しては、必要以上に容量のあるものを使用すると低負荷で噴射量時のコントロール精度が落ちますので、大は小を兼ねるという考え方は推奨出来ません。
組み込み車両の仕様や走行環境を伺った上で選定する様にしています。
又、弊社で推奨するインジェクターを組み込みして出荷する場合は、ECUセッティング時に必要な無効噴射時間等のデータも添えてお引渡ししています。
参考記事
インジェクターの無効噴射
インジェクターの色