マフラーより白煙吹きの為、腰上O/Hのご予約を頂いておりましたD1。順番が来ましたのでご入庫頂き作業開始です。
マフラーを外して見ると1番のエキパイがオイルでベットリです。
EXポート側もオイルが凄いです。オイル下がりの可能性が高いですね。
腰上をバラシながら各部を点検して行きます。搭載時のカムラインはIN&EX共に問題無かったです。
ピストンヘッドも一番は特に濡れています。
空けて正解でした。カムチェーンスライダーが折れていました。更にスライダーを止めているM6のネジも緩んでいて間一髪の所でした・・・。
シリンダーブロックを抜き取りピストンリングを見てみると、オイルリングが当時の一体型の物でしたし、この黒いベースガスケット・・・恐らく一度も開いていないエンジンだと思われます。
ピストンリングは全てベタ当たり状態です。
これから各部を分解洗浄しながら点検し、オーバーホールのメニューを決めていきます。
つづく・・・