弊社のラージインシュレーターにFCRキャブレターを組み込みしたところです。
最も大きな特徴の、スロットル同調を取る為の負圧取り出しをインシュレーター側に備える為、上の写真の様にスピゴットを最も短いものにしてキャブレターはヘッド側に寄せる事が出来ます。
又、TMRキャブの場合ボディ側上部に負圧の取り出しはあるのですが、これが1番気筒以外は少々扱いづらい位置にある事と適合出来るホース径が微妙な太さで少々整備性が良くないと、経験者であればご存じの方も多いかも知れません。
この為、インシュレーターパイプは純正のZ1系等の物より若干長く、外に向けて整備性を考えた角度にしています。
そして、Z系,J系用として販売されているFCRやTMRキャブレターは、実はそのスピゴットの多くがインシュレーター挿し込み部内径が2mm大きなGPz900Rからゼファー1100,ZRX1200(キャブレター車)のインシュレーター用と共用になっています。
これをZ1000J系のインシュレーターに挿し込むのはゴムとは言え2mm余計に広げなければなりません。キャブレターを挿し込みするのにうっかりするとバイクを倒しかねない程の力で押さなければならなかったりするのは、その為です。
http://www.pams-japan.com/diary/?p=23006
ラージインシュレーターは社外キャブレター専用品として純正のJ系より僅かに内径を大きくして、更にキャブレターの脱着の際には周方向に伸び易い形状にしてあります為、純正のJ系インシュレーターに比較しても遥かに脱着し易く、軽くバンドで締めるとしっかりとキャブレターを保持する事が出来ます。
(ちなみに、バンドはZ1000Jの純正がそのまま使用できる様にしています)
ただ、溝形状によっては使えないキャブレタースピゴットがあります。その場合、一見固定出来た様に見えても走行中に脱落する場合がありますので、以下の記事を参照にご注意ください。
http://www.pams-japan.com/diary/?p=23220
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