弊社オイルポンプに組み込みするリリーフバルブ。
組み込みする前に全数の開弁圧力を点検しています。
バルブの開弁圧はスプリングが使われていますが、バネレートには必ず公差があります。
この公差が、弊社が設定した圧力から外れていないかを確認しています。
特に上限値を超えていると、先日の記事の様に弊害が大きくなります。
http://www.pams-japan.com/diary/?p=23923
点検はオイルでなくエアで行います。
オイルに比較して粘度がほぼ無く、開弁時には音で分かります。
エアを送るのにはリークダウンテスターを流用しています。
さて、弊社で設定している開弁圧設定は、4.4~5.0㎏/㎠。
このリークダウンテスターはポンドインチ表示なので、62.58~71.11psiとなります。
この様に必ず個体差があります。
ちなみに、弊社で使用しているスプリングは、純正品より公差設定を厳しくしています。
全数点検で、設定値を超えているものはありませんでした。
但し、万が一設定上限を超えている場合は再度分解してスプリングを交換し、再度測定します。