先日販売と価格を公開した、弊社ラージインシュレーター専用のCR33φキャブレターに使用するスピゴット。
ラージインシュレーター専用スピゴット発売
交換時の注意事項として、過去記事の紹介を含めて書いておきます。
まず、古いスピゴットの取り外し方法について。
CRキャブレターのスピゴットはねじ込み式なのですが、長年使ったキャブレターが相手の為、回して抜き取ろうにもなかなか動かない場合があります。
その場合引っかかりの無いスピゴットは握って回すにも滑り易く力が入れ難いのですが、適当なインシュレーターを被せてバンドで締めてしまえば無理無く力を加え易くなります。
詳細は以前の記事に記載されていますので参考にして下さい。
緩み難いキャブレタースピゴットの取り外し方法
さて、無事に取り外す事が出来たら、キャブレター側のねじ山に破損や極端な腐食等が無い事を確認し、新しいものを回して組み込みします。
その際には二次空気の吸い込みを防止する為にOリングを交換し、リングのキャブボディ側当たり面とスピゴットのねじ山部に写真の様にグリスを極薄く塗布して下さい。
あくまでごく薄くです。この手の場所へのグリス塗布は最小限にしないと必要以上の分ははみ出すだけですので。
グリスはOリングとスピゴットの間にはあまり入らない様に塗るのがコツです。
そうする事で、Oリングの脱落による噛み込みを防止しながらよりスムーズにシール出来、又、ネジ山の腐食等によりスピゴットの固着が防止出来ます。
又、スピゴットの締め込み時には特に工具や道具等は使用せずに、手で強目にねじ込む程度に留めてください。
極端に大きな力で締め付けなくとも、シールの為に入れたOリングが緩み止めの効果も発揮しますのと、インシュレーターで各気筒のスピゴットは締められています為、使用中容易に緩む事はありません。