プライベーター様からオーダー頂きましたZ1の加工のご紹介です。お話自体は数ヵ月前に頂いておりましたが、お客様の方でのエンジンペイント待ちでした。ようやく塗りあがったと言う事で早速送って頂きました。
カムラインの点検依頼もあり、加工の前に専用の点検棒&治具で点検。IN&EX共にガタ無く、スルスル回りましたので、問題無さそうです。そのままバルブ廻りの加工へ
SAバルブガイド打ち変え、HFバルブ使用シートカット、セット長合わせ、ステムエンド研磨、すり合わせ、最小値面研の定番メニューです。
シリンダー廻りは、ESTスリーブ72-74打ち変え、ピスタル73mm使用、上下トルクプレート使用のボーリング&ホーニング、上下最小値面研。
センターシールO-リング溝は使用ヘッドガスケットの厚さを加味しても、問題無い深さでしたので今回は無加工です。
72-74サイズのESTスリーブ使用なので、クランクケース側もボーリング、デッキ面は最小値面研。
ミッションブッシュは3ヶ所共ガタガタでしたので、製作入替させて頂きました。シャフトとブッシュのクリアランスが広過ぎるとギアが振れ易くなりますので、ドク&ダボの変形やギア抜けの原因の1つになります。今までこれと言って症状が出ていなくても、クリアランスが基準値を超えている事は結構あったりします。腰下まで分解するのであれば、確認しておきたいポイントですね。
その他部品もご注文頂き有難う御座いました!組上げ頑張って下さいね!