出荷用のJPオイルポンプ組み立て中です。
以前に記事にしましたが、製作部品には各部品に必ず公差が生じる為、設計時にはそれを見越したクリアランスの設定が必要です。
JPオイルポンプの場合、ボディとギアのクリアランスを可能な限り詰めてある関係上、無造作に組み立ててしまう訳にはいきません為、全数を確認しつつ組み立てて行きます。
その際、設計公差の範囲内であってもギアの回り方に若干の差が出る場合は、パーツ個体を公差内で相性の良いものに組み替えてやる事もあります。
ボディとギア間のクリアランス基準を広げてやればこういった手間はありませんが、品質や性能で妥協したくない部分は、21世紀でもマンパワーで対応ですね。
これからメッシュストレーナーを装着します。
ちなみに、弊社JPオイルポンプのオイル吸入口は純正と異なり、楕円になっているのが特徴です。
これは、13%の容量アップを行った為の変更点です。
(上が純正、下が弊社JPポンプ)