既に製品として発売する為に、準備進行中の仮称ポリッシュインナーケーブル仕様ですが、車両整備と同時にであったり、弊社内でのテスト用にはハンドメイド仕様での製作を結構行っています。
http://www.pams-japan.com/diary/?p=25687
こちらはやはり新品のスロットルケーブルのインナーを、ポリッシュタイプに変更したもの。
ちなみに、これは割と低目のハンドルバーや、弊社のタイプ0シリーズハンドルに使うショートタイプです。(タイプ0シリーズは割と高目のものなのですが、ハンドルバーの曲げ角や幅の関係でスロットルケーブルはショートの方が相性が良いのです)
スロットル側はクラッチケーブル程の強い引張荷重がかからないので、効果は感じにくいかとも最初は思いましたが、実際に新品の交換前後で比較するとケーブル自体の滑りの良さと引張剛性の高さとでキャブレターを巻き上げる感触のダイレクトさが増したと言う報告が来ています。
特に、Z系の車両では純正社外品問わずキャブレター側のスロットルバルブやピストンをライダーの右手で巻き上げる強制開閉タイプが多い為、尚更感じられるのではないかと思えます。
ちなみにZ系のスロットルケーブルの場合、スロットルホルダーを兼ねたハンドルスイッチから出た直後のこの曲げパイプ部分内部で、操作時に最も大きなフリクションが発生します。
研磨されたインナーケーブルはこの部分も滑らかに滑りますのと、テフロン等で作られた内部のインナーチューブを削り難くなっています。
この為、交換後のフィーリングも長持ちするでしょう。