近日中にセットアップを開始予定のインジェクションZ用のAT-power車製シャフトレススロットルボディです。
さて、スロットルボディ本体はZ系エンジンに装着可能な様に製作してもらっているとは言え、スロットルホルダーやケーブル等は車体に合わせて各々製作する必要があります。
ちなみに、このスロットルを装着したインジェクション車は何台も作っていますが、Z系と言っても 車種、ハンドル高さ、使用スロットルホルダー等、1台として同じ車両がありませんでした為、やはり各々に合わせてのワンオフとなります。
特にスロットルケーブルは本来消耗部品な為ワンオフの専用品もどうかとは思いますが、データの保存をして再製作を容易にしたり、予め予備を作っておく事で対処する様にしています。
ちなみに、一番上の写真で写っているスロットルホルダーはカワサキ純正の流用品ですが、インナーパイプとグリップはストリート用に別に用意した巻き取り径のものを組み合わせ、更にホルダーのストッパー位置を適正にする為に加工しています。
又、このスロットルではエンジン側のケーブルが引き側になりますが、インナーが長くて遊びが取り切れません。
長さを合わせる為にタイコを着け直します。
元々そういった用途の為に、タイコを製作してあります。
http://www.pams-japan.com/diary/?p=21094
今回はインナー長を詰めれば良いのですが、せっかくなので発売予定のスロットルケーブルに使う表面研磨済みの特殊品を使います。 より軽く滑らかに引く事が出来、更にダイレクトなタッチになります。
http://www.pams-japan.com/diary/?p=25687
先端も開いて抜け難くし、素材に合わせてステンレス用のフラックスと半田を使っています。
完成。
引き戻し、脱着にも丁度良い長さになっているかと思います。