Z系用に市販されているマフラーには、昨今のレーシングタイプに近いスプリングフック組みタイプのマものも多くあります。
一体型や2PCS構造の物に比較して脱着の整備性も良く、分割できる為に補修等も容易なのでメリットは大きいのですが、旧車であるZ系に使用する場合は現代の車両とは比較にならない程振動が大きい事を認識しておく必要があります。
例えばなのですが、各部を連結しているスプリングのフック同士が接触していたり、マフラー側のリング素材に接触している部分が振動で摩耗する事があります。
新品と比較すると、フック部分もすこし開き気味になっています。
ちなみに、この写真は2万km程度を走行した車両のマフラーのものですが、拡大写真で見るとかなり断面が細くなっている場所があるのがわかるでしょうか。
これが更に進行すると、走行中に折れてエキゾースト集合部から脱落して自車で踏んだり、後方車に向かって飛んだ場合重大な事故の原因になる可能性もあります。
例えばオイル交換等でマフラーを外した際には時々のチェッを行い、フック部が摩耗していた場合は必ず交換する様に推奨します。