休みの度に、天候が良好であれば各種部品の検証も兼ねて出撃しているZ1000Jです。
先日に点火系のハードを交換し、バルブタイミングやシムのクリアランスを規定の範囲内で少し変えた事もあって、少し近所を走行してからログを見ながら燃調や点火タイミングを弄っています。
さて、インジェクションと言えば春夏秋冬調子良く、何もしなくてもコンピューター側が最適な状態にセッティングしてくれるみたいなイメージを持たれている方もいらっしゃるのですが、セッティングとしてのツールがあくまで進化して、キャブレターには対応できない状況にも対応が出来て細やかな調整が可能となっているだけで、あくまでどういった味付けにするか決めるのは人間です。
ですので、燃費重視にする事もレスポンスやパワー重視にする事も可能で、それをスイッチ一つで切り替え出来る様にするのもありです。
何よりセッティング変更の際の容易さによる時間短縮は比較にならないです。
大抵の場合は空燃比ログを見ながら行うのですが、キャブレターであればパイロットジェットやニードル、メインジェットの変更に加速ポンプの調整迄行ったと同等の作業をやってもせいぜい数分です。
しかもそれらの部品を用意する必要もフロートチャンバー等を開けてキャブの中からガソリンを落とす事もありません。
容易に変更できるからこそどこまでも煮詰める事が出来るので、それが楽しく思える方には非常に向いているかと思えますね。