お盆休み前出荷分のオイルポンプ組立です。
さて、Z系エンジンの構造ではストリートを走行している限り、純正構造のギアポンプで不足が出る事はまずありません。
但し、長年使用したオイルポンプはボディ軸部の摩耗によりギアとボディのクリアランスが大きくなっており、特に暖気後でオイルが柔らかくなった状態で街乗り時の圧送力が大きく低下してしまいます。
http://www.pams-japan.com/diary/?p=22500
圧送力の低下はロギングデータにも出ています。
上で水温と表示されているのは油温ではなくシリンダーヘッド温度。
この時点でのオイル温度は約115℃と表示されていましたが、油圧はかなり低くなっています。
特に油温の上がり易い今の季節は顕著になりますので、機会がありましたら新品に刷新されておくことをお勧めします。
ちなみに、弊社製ポンプはフルスタンダードエンジンからチューニングカスタム車でもバランスを崩さない程度を考慮して、純正の新品比較で圧送量を13%増やしていますが、最新の化学合成油との相性も良好です。
又、オイルクーラー装着の際にも最大限効率を発揮できます。
http://pamswebshop.my-store.jp/shopdetail/000000000195/