弊社にて取り扱いのATpower社製スロットルボディを装着してインジェクション化した車両です。
セットアップさせていただいてから既に数年が経っていますので、点検を兼ねて調整です。
まずはハード面から。
スロットルボディ自体は摩耗する様な部分が非常に少なく、全体に摩耗する精密機械とも言えるキャブレターに対して非常に耐久性面で優れるのですが、それ自体が消耗しなくともエンジンとの状態組み合わせによっては吸気の同調もずれる場合がありますので、そこから点検します。
又、燃料の循環路や各種センサーが正常に働いているかの点検も行います。
こちらの車両はオーストラリア製Haltech社のフルコンECUを使用してシステムを組んであります。
久しぶりにHaltechのソフトウェアを開いた気がしますが、この会社のものも割と直感的に使えるユーザーフレンドリーなものです。
但し、このECUの場合はそれ自体にログを保存する機能が無く、オプションのシステムを導入するかPCを接続したまま運転してPC側で記録する様な必要があります。
明日にでも空燃比ユニットを装着し、タブレットPCを接続搭載しながら走行ログをチェックしてみましょう。
このECUの場合はPLAY Backモードで、実際のMAP数値読み取り中の動きを画面上で再現できるのが特徴です。
視覚的にどの部分かが非常に分かり易いです。