スロットルワイヤーとスロットルケーブル
クラッチワイヤーと、クラッチケーブル
オートバイのコントロール系を手で操作する部品の呼称としてはどちらでも意味は通じますし、実際同じものと認識されています。
但し、昨今ではドライブバイワイヤー(DBW)、ライドバイワイヤー(RBW)と呼ばれるインジェクション用スロットルの制御方式がありますが、それらはコントロール用のケーブルがアクセルのパイプからスロットルボディには繋がっておらず、センサーでアクセル開度を検知してサーボモーターでスロットルボディを開閉します。
この場合のワイヤーとは電子的なワイヤーハーネスの事を意味するのだと思いますが、操作をする為の物理ワイヤーについては、区別の為”ケーブル”と呼ぶ様になってきている様です。
元々オートバイメーカーによって”ワイヤー”と”ケーブル”とどちらかを使っているケースが多かったのですが、パーツリストを見てみるとカワサキは昔から”ケーブル”と呼んでいました。
これはZ1のパーツリストですが、既にこの時代に”ケーブル”呼称ですね。
こちらはカワサキのオフィシャルサイトにある現行車のパーツリストですが、これも一貫して”ケーブル”表記です。
とは言え我々も昔からワイヤーとケーブルの呼び方は結構混ぜて表記したり使ってきました。ただ、先日自社からZ用のスロットルケーブルとクラッチケーブルを発売する際に、カワサキにも倣って”ケーブル”表記に統一する様にしています。
http://pamswebshop.my-store.jp/shopdetail/000000000221/ct15/page1/recommend/
もちろんお客様に問い合わせされる場合にはどちらの呼び方をしていただいても通じますので正直問題はありません。
自分達自身、たまに”ワイヤー”と言ってますので。