STDサイズからビッグバルブに変更すると、吸排気効率が上がる事で・・・・
という話しは解っていても、それを数値やグラフで見る機会はあまり無いと思います。
そこでちょっと参考までに解りやすいグラフをお見せします。
画像上はポート加工などが一切施されていないノーマルZ2ヘッドを使用し、バルブやバルブサイズの違いによるフロー比較を行った際のものです。(インテーク)
グラフは縦軸が空気流量で横軸がバルブリフトという簡単な見方で結構です。
青は純正36mmバルブ、赤がPAMS HFバルブ(Plus)ですが純正と同径の36mm。そして緑がHFバルブ(Alpha)で純正比較で1mmビックバルブとなります。
面白いのは同じ36mm同士でもフロー値に大きな違いがある事で、これはステムのウエスト化や傘部のデザインをより効率化した事による差異と推察します。
また緑の1mmビッグバルブは、全域で最もフロー値に優れていますが、バルブリフト8mm辺りからHF VALVE(Plus)とほぼフロー値が重なるのは、ポートスロート部分でのロスによる影響で、よりビッグバルブ化に適したスロート径へと変更(ポート研磨)する事でバルブの大径化がより活かされ、更にフロー値は向上します。
http://www.pams-japan.com/product/page.php?parts=engine&id=original-valve