先月アップした、弊社バックポジションキット用に製作されたチェンジボスの記事です。
http://www.pams-japan.com/diary/?p=28196
記事にても紹介させていただいておりますが、弊社に限らないバックステップと組み合わせして使用する事も可能な為単品での販売も行っており、多くの数を出荷させていただいております。
http://pamswebshop.my-store.jp/shopbrand/ct13/
素材を現行のスーパースポーツ車同様に鍛造鍛造ジュラルミンとして、万が一の転倒時のダメージやもしくは装着不備の場合にもエンジン側のシャフトや取り付けスプラインを破損しない様にしていますが、そのあたりの詳しい内容については上記リンクの記事をご覧いただければと思います。
さて、今回重要なのは、このチェンジボスを取り付けするエンジン側のシャフトについてです。
弊社チェンジボスを装着可能なエンジン側シャフトは、カワサキ純正のもののみが適合となります。
社外品のチェンジシャフトの場合には嚙み合わせのスプライン寸法が規格に対して正確でないものがあり、それと組み合わせて使用する事でボス側のスプラインが破損して走行中シフト操作が出来なくなる可能性があります。
下記に理由を述べます。
まず弊社では、出荷前のチェンジボス全数をカワサキ純正品規格のスプラインシャフトに装着し、適切なクリアランスにて取り付け出来る事を確認しています。
正常な純正シャフトに装着した場合、この動画の様にスムーズに入りますが、ボルトを締め付けする前でもガタは殆どありません。
但し、市販されている社外品のシャフトの場合、スプライン部分の山そのものが純正規格より小さくなっているものが確認されています。
この為、弊社チェンジボスを社外シャフトに組み合わせた場合、締め付けで一見固定された様に見えてもシフト操作時に繰り返し加えられる滑り打撃がボス内側のスプラインを破損させますので、いずれ走行中にもシフト操作が出来なくなります。
この為、弊社チェンジボスの取り付け時には必ずシャフト部分がカワサキ純正である事を確認し、ボルトを締めない状態でもチェンジボスとシャフトの回転方向ガタが上の動画でのレベルに収まっているい事を確認していただける様お願い致します。
正常な純正シャフトの例
どちらも純正です。
年式によりくびれ部分やスプラインの幅に若干の違いはありますが、どちらも純正の物で、スプライン部分の外周規格は同じです。
こちらは、最後期の純正新品です