出荷前に組み立てした弊社のJPオイルポンプです。
ポンプボディの鋳造及び加工は、先日に発表と予約受付を開始したHF Z HEADと同じくJMC社によるものです。
オイルポンプとして運転中の内部圧送損失を可能な限り下げる為、非常に高い加工精度を要求する事になりましたが、見事に実現されています。
ちなみに、ポンプカバーとボディ本体間に純正では入っているガスケットはありません。
ガスケットシートの個体差によるギアスラストクリアランスのばらつきを起こさせずに詰める為です。
そのレベルになると、組立ボルトの締め付けトルクにより発生する1/1000mm台の歪みがクリアランスやギア軸部の並行度にも影響する為、カバー部には純正よりリブを増やして剛性を上げる様にしています。
お手元に届きましたポンプの軸を左右に動かしても、そのクリアランスを指先で感じる事は出来ないレベルですが、スムーズに回せる事を是非とも確認して頂きたく思います。