こちらは、弊社で販売していますカムチェーンテンショナーアームのパーツ。
ベアリング軸となるカラーと、それをフレームに固定する為の専用リベットです。
リベットで固定するのは、このアームが収まるシリンダーブロック側の幅の為ですが、固定されるカラー側に回転防止の為の突起があるのがわかります。
このカラーは、熱処理前でもそれなりの硬度がある鋼鉄製の為、この様な突起を作ると加工コストが非常に大きくなります。実際この突起を作らずにシンプルな円柱にした場合は遥かに簡単で低コストに出来ます。
但し、エンジン運転中に回転するローラーの振動等でこのカラーが回転方向に動くと、それに比較して柔らかいリベット側を摩耗させてしまう可能性が高くなりますので、この様な構造になっています。
これを使い始めてから既に5年程になる為相当数の数を組み立てていますが、この構造故に軸部のリベットが摩耗したり緩む様な事は未だにありませんね。
ちなみに、リベット自体も回らぬ様になっています。