現行の弊社バックポジションキットのリンクロッドの角度ですが、たまに購入いただいたお客様に問い合わせをいただく事があります。
チェンジペダルと、エンジン側チェンジボスの間を繋いでいるリンクロッドの角度が車体軸に対して斜めになっているのですが、これで正しいでしょうかとの事です。
実はこのロッドに装着されているピロボールは、耐久性向上の為に防塵防水のブーツ付きのものを使っており、更に構造上軸線に対して40度迄の傾き迄を許容されているベアリングメーカー仕様となっている為、あえて斜めにしています。
何故かと言えば、弊社バックポジションキット専用のフットレストを使用した場合、ノーマルステップより更に内側にフットポジションを置く事が出来ます。
その場合、ロッドを並行にしていると靴の横がロッドに干渉してしまう場合がある為です。
この為、特に後ろ側を内側に寄せる事で干渉を避ける様にしています。
写真では割と幅の小さ目なスニーカーですが、これがライディングブーツによっては更に近くなる事がわかります。
従いまして車体中心軸に対して斜めにしてあるのは仕様で、その状態で操作力を確実に伝達する為のピロボール構造ですのでご安心ください。