入荷したSAバルブガイド、STD交換タイプの点検です。
長期に渡り安定した性能と何よりも耐摩耗性にも優れる配合の鋳鉄合金を使用し、外周内周の両方を精密研磨加工しながら寸法を出しています。
この為弊社バルブガイドを見ていただくとわかりますが、切削による引き目の無い平滑面となっているのが特徴で、圧入時のスムーズさとヘッドへの密着性の高さに繋がっています。
仕上げ方法の特性上当然メーカーで全数を測定した上で弊社の方に納品されておりますが、梱包前に再度自らの手元で測定点検する様にしています。
上下左右を入れ替えながら1本あたり外周4箇所を測定した後、内径も測定用の専用治具で点検します。
STD用として外周寸法の12.08mmは、カワサキの純正ヘッドに圧入されているバルブガイドが12.06mmであり、長年使われたそれを抜き取って再度入れるのに同寸では固定が緩くなってしまう為に2/100mmのみオーバーサイズ化したものを標準としています
弊社側で指定した寸法に対して工業量産品では必ず公差が設けられるものです。
一般的にはその中では最小値のものも最大値のものも公差内では合格となるものですが、今回の量産もその全てが最小値と最大値のほぼセンターの理想値に収まる良い出来である事を確認しました。
自信をもって出荷出来ます。
http://pamswebshop.my-store.jp/shopdetail/000000000066/ct41/page1/recommend/
約1月程の間、代官山T-SITE/代官山 蔦屋屋書店内にあるバイクや車の書籍専門コーナーにて展示し、多くの方々にも見ていただきました HF Z HEAD 。
標準仕様では同様の加工基準と素材で製作されたバルブガイドを使用する事となっています。