組ませて頂いてから8年以上が経過したPAMSコンプリートMK2。
今回エンジン自体に手は加えませんが、ガスケット交換による圧縮比及びバルタイの変更そしてキャブセッティングでリフレッシュを図ります。
カーボン除去。根気よくカリカリっと、しかしピストンを傷付けない様焦らず慎重に。取り去ったカーボンが入り込まない様に掃除機で吸い上げながらの作業です。
手前の1番ピストンが大まかにカーボン除去が済んだところ。ストリートである程度の距離を重ねれば、条件にも左右はされると思いますが全くカーボンが付着していないというのも厳しいでしょう。このまま閉めてしまっても問題は出ませんが、せっかくヘッドを下したのならキレイにしてあげたいです。何より開け閉めしている私達の精神衛生上の問題もありますし。笑
当時、トヨタのあるモデルからヒントを得て採り入れたリフターへの表面処理。ご覧の通り健全な状態を保っています。最近浸透してきたDLCもそうですが金色に輝くこのリフターも何だか良い事ありそうじゃないですか?
この際に各部の点検も行いましたが、オーナーの愛情にも助けられ異常はどこにも見当たりませんでした。この後オイルパンの清掃点検そしてシャシダイ上で全開域も含めたキャブセッティング、後に実走行にて最終確認という流れになります。
更にこの先10年を気持ちよく乗って頂けます様に。