ユーザー側で出来て効果的なメンテナンスとしては、タイヤの空気圧調整と共にドライブチェーンの調整や清掃や注油があります。
意外にどちらも割とおざなりにされている場合が多いものなのですが、車両の性能そのものにも影響しますのでお気に留めて下さい。
ちなみに、タイヤの場合は距離に応じて摩り減ります。高性能なハイグリップタイヤであれば尚更です。
但し、チェーンの場合は適切に調整しながら清掃や注油を行うかどうかで大きく寿命が変わってきます。低抵抗のチェーンであれば尚更で、メンテナンスする事で走行中のアクセルオンオフ時の挙動や燃費迄変わってきますので、欠かさなければコスト面でのメリットは非常に高いです。
シールチェーンの場合ピンとブッシュの間のグリスは保持されますが、スプロケットと直接触れるローラーとその中のブッシュはオープンですので、チェーンルブをその間に入れる様にしてやります。
注油後にはまずゆっくり走行し、何度かに分けて可能な限り余剰分のオイルを拭き取ってやると埃等の付着も最小限になりますので、メンテの為に洗浄しなければいけなくなる頻度も下がります。
正しくメンテナンスされたドライブチェーンの車両は、ダイナモ上に載せて回している際に実に滑らかで流れる様に動きます。逆にドライブチェーンがバタバタ動くと高額なサスも性能を発揮仕切れませんから非常に大事です。