Z系のオイルフィラーキャップです。
オイル交換をした際にはここからオイルを注入しますので、Z系のオーナーであればまず何度かは開け閉めした事があるでしょう。
さて、この部分は座面にOリングが入っておりこれでオイル滲みを止めています。
オイル交換の際にはケース下側のドレンボルトやオイルフィルターパンのOリングは交換される事は多いのですが、このキャップはケース上側にあって内部がオイルが満たされていたり油圧がかかるわけではありませんので、再利用される事が多いです。
但し、オイル交換の度にキャップを回す事で擦られたりシールの為に潰し続けているので、長年使用すると断面が潰れてきます。
ちなみに、新品時の線径は2.4mm
これが長年使用したものの例では縦方向は2.17mm 横方向2.53mmとなっています。
これでも溝深さは約2.0mmなので、リングが弾性を保っている間は漏れはしませんが、たまにエンジンオーバーホールされたという車両でも分解時に交換を忘れられたのか、古いままかなと思える車両を見る事があります。
ちなみに、弊社のケース用Oリングセットにはこの部分のOリングももちろん入っています。
オーバーホール時には使い残さず必ず交換される様にして下さい。
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