出荷前オイルポンプをクリアランス点検しながら組み立てと調整中です。
ちなみにこのJPオイルポンプは、暖機終了後やヒート気味になった際にサラサラになったエンジンオイルでもロス無く送れる様に内部クリアランスを製造上の公差範囲の中でもギリギリになる程詰めています。
http://www.pams-japan.com/diary/?p=29884
ちなみに、カバーの位置を決めるドエルピンとそれが収まるボディやカバー側の穴とのクリアランスはほぼゼロにしてあります。
圧入にすると合わせ面に僅かな歪みが生じる事と、整備や点検の為の分解が容易でなくなる為です。
どの程度の物かと言えば、組み立て時に無造作にカバーのボルトを締めてしまうと1/1000台で生じる歪みでポンプギアは指先でスムーズに回らなくなる程です。
もちろんギアがロックする程の物では無いのですが、最も良い状態で回る様にしておきたいと思いますので、組立時には全数を調整確認しながら指先で軽くギアを回せる様にしています。
チューニングと言う言葉は本来は調律を意味しますが、JPオイルポンプは全数を調律して出荷しています。