お預かりしたウオタニフルパワーキットツインプラグ仕様のベンチテストです。
割と以前にご購入いただいたものですが、消耗部品とも言えるプラグコードやイグニッションコイルはもちろん、イグナイターユニット自体も長年長距離使用したものはコイル電源をコントロールする内部トランジスタ―等の性能が低下する事はありますので、入庫した機会に動作点検と点火性能の測定を行っています。
電源に繋いだ状態で段階的に回転数を上げ、8時間から12時間連続運転しています。
ウオタニの点火システムは、イグニッションコイルの仕様上放電電圧が高い事もあり、スパーク時に大気中で発生するオゾン臭が強くベンチ全体に漂います。
スパーク状態を見易い様に暗くしたところです。
色味のばらつきや失火もありませんね。
レブリミッター設定を段階的に上げながら、16,000rpm迄正常に動作する事を確認しています。
更に、イグニッションプラグの代わりに1本ずつ放電テスターを装着して点検しました。
放電距離で点火電圧を目安として測るものですが、強力なスパークは良好でばらつきもありません。
このセットでまだまだ正常に使用可能と判断しました。