ブラスト&パウダーコートから仕上がってきたFX1のフレームです。
パウダーコート、日本語に直すと「静電焼付紛体塗装」と何やら難しい名称なのですが、ブラスト後にフレームを通電させ微弱な磁気を帯びさせた所へ、粉末状の塗料を吸着させ、その後高温にて塗料を溶解定着させているというものです。
通常の塗装と大きな違いは溶剤を使わないという点です。また一般的な塗料のガン吹きよりもその特性から塗料の入り込みにくい箇所にも比較的ムラなく塗装が出来るといった点でしょうか。
一口にパウダーコートと言いましても、元となる紛体塗料の特性も様々で、用途により使い分けれらています。
バイクフレームの塗装では、Zに限らず既にポピュラーとなったパウダーコートですがそれもこの数年でまた進化しています。
画像はFX1フレームでカスタム&レストレーションで作業を進めている物ですが、今までよりも更に耐久力を上げた物です。ブラスト後に下地、本塗、トップクリアと三層仕上げとなっており、特に耐ケミカル性が向上しています。
色艶の調整も一段と細かくご要望に対応可能となっています。