少しずつ進んでいるオリジナル・カムチェーンテンショナープロジェクトですが、何個も試作を作ってはダメ出しを繰り返しほぼ最終形と言っても差支えのないと思われる物までたどり着きました。
画像手前からPAMSオリジナル、奥へ向かってZ1/2ノーマル(後期)、PAMSオリジナル(MK2/FX1)、MK2/FX1ノーマルという並びです。オリジナルは、兄弟で言うと生まれたての末っ子みたいな立場ですね。
こちらはZ1/2用として開発中のオリジナルテンショナーのクローズUP。
ノーマルテンショナーはロックボルトを緩めるだけで、調整作業自体はテンショナー任せですが、チェーンの伸び等に応じてロッドの突出し量を随時変化させるフルオートではありません。ロッドの突出し量までマニュアル調整となるレーシングタイプと比較すると、言うなればセミオート?的な立ち位置かもしれませんね。
テンショナーボディ自体はZ1/2後期をモチーフとしていますが、復刻品狙いではないので、あくまでも機能優先として細部にデザインの違いはございます。
簡単に言うと「外見はZ1/2」で「中身はフルオート」となります。
内部構造と作動原理は純正MK2テンショナーに似ていますが、テンショナーロッド自体の設計と硬度の最適化、スプリング材質そしてテンション計算、その他各部の耐久性等を飛躍的に高める事が目標です。
画像向かって右端からPAMSオリジナル、純正Z1/2、純正MK2/FX1です。それぞれ最大ストローク(最もロッドが飛び出した状態)状態ですが十分なストロークを確保しました。またストローク量に関わらずそのテンションに極力変化の無い設計としています。
実装テストを繰り返した後に、結果報告を兼ねてまたご紹介させて頂きたいと思います。