昨夜からの続きです。
旧臭いと解っていても、なかなか代りの見つからないキャリパーAP2696。好みもあると思うのですが、少なくとも旧い空冷Zには外せない社外キャリパーの定番ですよね。
無骨なのですが、それ故にそのザラついた鋳物感の醸し出す野暮ったさが空冷Zの時代感と上手く重なるのかもしれません。
サポートのデザイン・設計で随分とフィーリングも変わる事を実感し、思いつけば自分用にとワンオフ製作した物は今回で4SET目にもなりました。
表面には敢えて肉抜き加工は施さず、そして更にエッジ部分にRを付けてもらう事にしました。真横から見たときに「削り出し感」を主張してこない様に。それでも同キャリパー+STDフォーク用サポートとしては、かなりシッカリとした物になっていると思います。
装着してからでは見えない裏面はこの様に。今後、計算し更にリブを増やして剛性UPを図ります。
少々イタズラしてみたAP2696です。どこが違うかわかりますか?
早速キャリパーを装着してみます。
装着完了です。サポートは試作バージョンなのでアルマイト処理が施されていませんが、本番は黒アルマイト仕様となります。しかし、どうしても黒いサポートでの装着イメージを見てみたくなり・・・
その場で黒アルマイトしてみました。というのは嘘で缶スプレーです。笑
やはり黒サポートの方が全体の塊感が出てキャリパーまわりがコンパクトに見えます。サポートはあくまでも剛性重視で設計。後に強度を上げながら軽量化との両立を計算し肉抜きによるリブを形成してゆきます。
以前からリクエストの多い296φディスク(STD径)とAP2696の組み合わせを「ボルトオンKIT化」出来ないかと随分と前から考えていたのですが、スポークとキャリパー背面の干渉問題をクリアしつつ、形に出来たらと思っています。