Moty’s というメーカー製のエンジンオイルです。
http://www.tribojapan.co.jp/products/
先日、営業さんと技術担当の方がこちらまでいらして下さり、今まで知らなかったオイルのお話をたくさん聞かせて頂きました。
オイルメーカーとしては比較的新しいのですが、社長様を始めスタッフの方々皆さんの経歴が筋金入りのオイルプロフェッショナルという会社です。
今までも、他社の営業さんとお話をする事もありましたが、ここまで突っ込んお話が出来たのは初めてです。とにかく皆さんオイルが大好き。
技術担当者とお話をしていると、バラしたエンジンを一緒に見ながら話がしたいと仰います。ならばとエンジン組みスペースにご案内し、そこで実際に各部のパーツを手に取って頂き、空冷Zエンジンについて色々なお話をしました。手に取ったパーツやエンジン内部を覗かれながら「私がもしもオイルだったら・・・」という視点でのお話がポンポンと飛出した位です。
画像にございますサンプルとして届いた二種類のオイルは、151Hという100%化学合成油とM259という鉱物油。現在私達が主に使用しているMOTULで言う所の300Vに当たるグレードです。共にベースオイルにとことん拘り抜き、エンジン&ミッションの保護と長期にわたる性能維持が特徴だそうです。
ところで、今時鉱物油と聞くとどんなイメージを浮かべるでしょう?
安いとか、オイル漏れがしにくいとか、総じて旧車には合っているとか?
因みにこのM259という鉱物系オイルですが、決して安くはないです。しかしお話を聞いていると化学合成油も鉱物油も、どちらも試してみたいと思いました。
またM259は鉱物系にしかない利点を生かしながらも、現代のテクノロジーによって鉱物系もしっかりと進化していて大変興味があります。
空冷Zと言いましても、ノーマルもあればハイチューンも存在し、更には季節や車両コンディション如何によりベストなオイルチョイスも変わります。その辺りも技術担当の方に質問をぶつけると間髪入れずにお答え頂き随分と色々な事がクリアになりました。
空冷Zエンジンの「低油圧」「ベアリング支持クランクシャフト」という特徴を踏まえてお話をしてくださり、今回もたくさん勉強になりました。
もう少し時間が掛かりますが、後日テスト結果をご報告したいと思います。