弊社で取り扱っていますCGガスケット。
同じカーボングラファイト素材をヘッドカバーガスケットとシリンダーベースガスケットに使っていますが、当たり面への密着性と馴染みの良さでオイルリークし難い事で良い評判をいただいています。
オイルリークし難い事ももちろんですが、その性能が長年維持出来る事も重要です。
特にオイルリークし易いヘッドカバー側ですが、数年後に開けてもこの様に柔らかさを保っています。
こちらは現在入手出来る純正部品のノンアスベスト材で作られているピンク色のベースガスケット。純正ヘッドカバーガスケットも同じ素材です。
これも正しく使えばそれなりに耐オイルリーク性は良いのですが、耐熱ファイバーをゴム質のバインダーで固めてある製法上、長年使うとエンジンの熱で硬化収縮してしまいます。
それが原因で当たり面の片面には貼りついていても反対面からは剥がれてオイル漏れしたりするのと、経験者であれば憶えはあると思いますが、カチカチに硬化するとカッターナイフでも容易に剥がせなくなったりしますので、非常に作業性が悪くなります。
カーボングラファイトは滑り特性と柔軟性に優れ、炎に当て続けても容易には硬化したり変質しない耐久性を持っています。
その為、ガスケットを挟んでいる両面に滑らかに密着した状態を長く保ちます。
柔らかい為にメンテナンスの為の分解時の剥がれも良好です。
表面に薄く残ったグラファイト材は、この様に爪で引っ掻いた程度でも剥がせる程柔らかく、ガスケット清掃時には力は全く不要でな為にスクレーパーやカッター等で面に傷を入れる様な事がありません。
この作業性の良さも、多くのプライベーター様やプロショップ様にもリピーターとしてご愛用いただいてる理由です。