高山担当で腰上OHのZ2 RS。
酷く緩んでいたスリーブをESTスリーブへ交換。更なる耐久性を狙います。スリーブ交換+シリンダーブロック上下最小値面研。
ピストンは純正オーバーサイズをチョイス。
あと少しで火入れという所まで来ました。オーナーさんお楽しみに!
こちらは私が担当のZ1エンジンOH作業。
各部の最終点検を兼ねて組み上げマデノ下準備を整えてゆきます。
Pミッション仕様となります。
アミュレイト処理の掛かったシフトドラムがキレイです。通常のポリッシュではどうしても手の入らない箇所までシッカリと処理が掛かります。
クラッチハブも勿論J系ハウジング。
ポリッシュ等の仕上げは施していおりませんが、全分解リビルド済のクランクシャフト。フレ値の計測をしても、ゲージが壊れてるんじゃないか?と一瞬疑ってしまう位精度出てます。
クランクシャフトとトランスミッションをSET。
ここで一度上下のケースを締結し、ケースの個体差に合わせてトランスミッション各部クリアランスを最適化します。Pミッション(J系)コンバート仕様とする場合この作業を怠ると、シフト操作が渋くなってしまったり、最悪はギア抜けが発生したりする可能性もあるから要注意。
そして、こちらは常磐が担当するZ1エンジン。
OHの為分解され、粗洗いを済ませた所で各部にこびり付いたガスケット等を除去してゆきます。しかし、毎度の事ながらこの作業は結構時間が掛かる上に、地に傷をつけてすまわぬ様に気も使います。
特にシリンダーブロック下面やクランクケースデッキにこびり付いたガスケットを剥がすのは、状態にもよりますが根気の要る作業だったりします。
そして車検整備と同時にキャブセティング。担当は神原。
組ませて頂いてから10年弱とかなり時間が経過しましたが、未だに絶好調。若干濃い目に振っていた空燃比を最適化させて頂きました。
今日の作業風景をご紹介でした。
PS 長い間休止となっていたZ DOCを再開致しました。愛車の現状を把握する事で、トラブルを未然に防いだり将来的なメンテプランにお役立て頂ければ幸いです。
詳しくはコチラ→http://www.pams-japan.com/other/zdoc.php