EFI化するZ1000Jのヘッドに開けられた、温度センサー用の穴
元々インジェクションのZ1100GPヘッドにはECU側で温度補正をかける為のセンサーが同じ場所に装着されていますが、キャブ仕様の1000RやZ1000Jのヘッドにもその為のベースは残っていますので追加加工は簡単です。
ここに汎用のセンサーに多い1/8PTのネジ穴を作り、温度センサーを装着。
冷間時のエンジン始動時から暖機終了迄の燃料増量や点火時期の補正。
運転中にヒート気味になった場合にも回転数や負荷によっては燃料を増減させてプラグの燻りを防止したり、走行中の温度上昇を防止したり、エンジンの損傷を防止といった制御に使います。
ちなみに空冷エンジンは水冷エンジンに比べると、始動後にヘッド内やシリンダー内の冷却水を暖める必要が無い分、ヘッド周辺の温度上昇は意外に早目です。