ここ横浜そして東京は、梅雨よりも梅雨な8月となっています。
毎日どんより雨模様で、バイク屋泣かせの夏です。
今も雷が鳴り響いていますが、こんな日はご来店のお客様も少なく、黙々とエンジンを組んだりセッティング作業に勤しみます。
画像はACサンクチュアリ様からお預かりしているRCM/001号機。
マニファクチャーライセンスを正式に取得し、フレームから全てオリジナルで製作されたモデルです。合法的に公道を走らせる為、排ガス、加速騒音、制動、その他を現行車と同じレベルでクリアさせる必要があります。
そのため、特に排ガス基準値をクリアするにはインジェクション化は避けて通れない選択となったわけです。有難いことに今回私達はこの部分のみ少しお手伝いさせて頂く事が出来ました。
元々インジェクション仕様の現行車を対象とした場合、ノーマルECUをフルプログラムが可能な社外製に交換したり、または大口径のスロットルボディにしたりするのはさほどハードルの高い作業ではありません。
しかし、元がキャブレター仕様となるとハード面から全て作り直しとなる為、それなりの手間が掛かってくるわけです。我々も多方面から力をお借りしながら、まだまだ勉強中なのですが、こと空冷Zに関して言うのならその感触が少し掴めて来た様な気がします。
代表の中村さん、スタッフの皆さんの夢がたくさん詰まったこの車両に、私達もほんの少しだけ便乗させて頂き、夢へのお手伝いが出来た事を大変うれしく思っています。
また、SCOOT SPORTS代表の小関さん、いつもご協力を有難うございます!