昨日3台のZ1を買い付けました。
3台共USからの新規物です。
Z1-AとZ1-B。基本的にマフラー以外は外装ペイントを始め、売るが為の仕上げの入れられていない天然ものです。ダットラには2台しか乗らず、明日もう一台を引き取りに行く予定です。
途中休憩で高速のSAでのショット。それを事務所に戻ってから見ながら、ふと今から約20年前の事がフラッシュバックしました。
これは1998年の2月ですね。トラックに2台、更には後ろのトレーラーにも1台。しかもこの時既に現在使っているダットラと同じD21です。色も似通ってます。ただし、この画像にあるのは横乗りで運転席&助手席の後ろに人が2人向い合せで乗れる様になっており、エンジンもVG30というV型3000ccに5速MT仕様でしたから格段にパワフルでした。今でも乗り換えたい位です。
当時はこうやって全米中どこでも買い付けに走りました。スマホやネットオークション等もまだ無かった時代。エリア別に発刊されている個人売買誌をコンビニ等で買っては、直接売主の元を訪ねて回ったものです。
当時から、空冷Zはもうアメリカから無くなる!干上がる!そう言われて20年が経ちました。その頃アメリカでは日本向けにこの手のバイクを全米から買い集めて輸出をする業者さんがたくさんいらっしゃいましたが、今では本当に数える程にまで減少し、当然Zも以前の様には出て来なくなりました。厳密には未だに探す事は出来ますが、コンディションは大幅に下がり価格は上がるというアンバランスな車両が多くなっています。無限に存在するものではないので当たり前ですね。
メンテやエンジンリビルド等を主な業務とさせて頂いている私達は、年間を通して数える程の車両販売しか出来ません。ただその分本当に厳選した嘘の無い車両を仕入れ「認定USED/Z」としてご提供させて頂いています。
基本的に扱う中古車は3通りです。
①以前から弊社でメンテやOHを担当させて頂いた履歴のある車両。
②数少ないものの以前に製作したコンプリート車両。
③若干のヤレはあるが仕上げの入っていない天然物オリジナル車両。
何と言ってもその数が少ないので、HPの販売車両コーナーに掲載する前にご来店のお客様と商談になってしまうパターンが大半を占めますが、時折このDIARYやFBそしてTwitter等でも入荷生情報をUPしますので、車両をお探しの方はチェックしてみてくださいね♪
こちらも入庫し立てのZ1Bフルオリジナル×2台。外装ペイントやシート、マフラーに至るまで全てオリジナルです。
当時サンディエゴエリアにあったショップさんの店内。極上物のZがズラリ!他にはCBやH2等も数を揃えていました。勿論全て売り物です。
しかし、流石にこの様な光景を見るのはアメリカでももう無理でしょうね。