先日のブログで少し記載しました通り、当社で加工済みのアウトプットシャフトベアリングや、シャフトを使用する事を前提として、J系ミッションをZ1系エンジンに組み込みする為の作業方法や注意事項をマニュアルとしてまとめています。
これまでに相当数のJ系ミッション組み込みを行ってきた際の内容を全て文字にするのはなかなか難儀でもありますし、一般のユーザーがこれを見たからと言って即時可能になると言う様なものではありませんので、今まで扱ってきたパーツ類とは趣旨の異なるものになります。
経験者であれば理解していただける通り、製造後数十年も経過し使われたZ系のケースは、元々の公差に加えて更にケース毎の個体差が大きく、ただただ部品を揃えて加工して組み込めば完璧になるかと言えばなかなかそうでないケースの割合が多くなっています。この為、弊社でJ系のミッションを移植組み込みする場合には必ず仮組みを繰り返しながら個体差に対しての調整を行って機能を確認しながら作業するようにしています。
この為、サービスマニュアルには当然存在しない方法も必要です。ノウハウ公開なんて大仰かつ偉そうなものではありませんが、当方らが作業を行ってきて、少なからず最も確実に機能させられてお客様にお出し出来たものはこの様な組み方と調整方法で行ってきたものですので、少なからずZ系エンジンをこなした経験のあるメカニックが作業を行うのであれば参考にしていただけるものになるかと思います。
こちらは専用ベアリングや加工済みシャフトと共にのみお渡し配布できる様にします。
くれぐれも言っておきますが、エイプリルフールではありません。
少なからずZのエンジンであればさほど無理無く分解組み立て出来ると言う方で、J系ミッション組み込みの利点にご興味のある方はお問い合わせ下さい。