認定USED/Zコーナーより納車整備を進めるKZ1000。USからの新規輸入物で正真正銘の1オーナー車両。ボルト類一本一本までが当時からのオリジナル且つ素晴らしいコンディションを保った個体です。
レギュレーターと点火システムだけは現代のパーツに置き換えて納車する予定ですが、その他は基本整備をしっかり行うだけで新車時を感じる事の出来るコンディションだと思います。
ハーネス類は未だしかりとした柔軟性を保ち、各カプラー等も経年劣化を感じさせない状態です。
エンジンですが、コンプレッションも良好。リークダウンも無く静々としたアイドリング音を奏でます。OHの必要性は全く感じません。
空冷Z系の中では最も重たいウェイトを持つクランクシャフトを持ち、チューニングの際には軽いZ1系に置き換えられる事も多いと聞きますが、この重さ故に振動も少なくしっとりとした感触で回る感覚は疲れず乗り易く、ツーリング時等には逆にその恩恵を感じ取る事と思います。またチューニング時にもその重さを活かした味付けも有りだと思っています。
しっかりとクリア層の残ったFフォークボトムケース。スポークも張り替えてませんが、未だ輝いています。
メーターまわり、ハンドルSW周辺も全て当時のままですがご覧の通りのコンディション。1人のオーナーが大切に屋内保管していた事が分かります。
タンク/サイドカバー/テールカウルのペイントも全て当時からのオリジナル。良く見れば小傷等はありますが、色飛び日焼けもなく、ご覧の様に全てのコーションステッカーもキレイに残った状態です。
新たなオーナーさんは、まずフルノーマルをしっかりと味わい把握し、必要に応じて手を入れてゆかれる方向性の様です。同年代のBMW R100 RSにもお乗りで比較されるのを大変楽しみにされていました。こちらも日/独 対決インプレッションを楽しみにしています!
オーナーズマニュアル、ワランティーハンドブック、そして新車時にオーナーへ発行されるカワサキサービスカードまで後部トレイに入っていました。今度のオーナーも大切にしてくれそうな方です。歴史がまた引き継がれてゆきます。
PS ところで画像にあるカードにはKawasaki Service Kard となっていますが、Cardの間違いでしょうか。それとも敢えての洒落でカワサキの「K」?