ご購入して間もないKZ1000ですが、白煙その他の不調で腰上OHとなりました。
合わせて電装系のリフレッシュやキャブレターのCVK化(34φ)もメニューに組み込まれる予定です。
顔を出したクランクシャフトは小端部の状態やサイドスラストも含め悪くなさそうです。
燃焼室の状態を確認する為、ざっくりとカーボンを除去したヘッド。シリンダーはスリーブの緩みも問題なさそうです。
STDのインテークバルブですが、45度面は全アタリでそれなりの距離を走破していると思われます。
ピストンピンですが、コンロッド小端部と擦動部分に段差。他の箇所を見ても現オーナーに渡る以前のオイル管理は今一つだったかもしれません。
全体的に消耗を越えた問題は発生していませんでしたが、消耗や劣化と言われる範疇で言うとギリギリの所だったという印象で、このタイミングでOHに踏み切ったオーナーさんの決断は正しかったと思います。
引き続き、洗浄そして計測点検に進みます。